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ISO本部 スイス・ジュネーブ便り 現在スイスのISO本部に出向中の千葉祐介が、仕事や生活など“ジュネーブの今”をお届けする連載コラムです。

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第9回 やっぱりこのネタ 2

先日、ISO中央事務局の職員を対象とした二日間の研修が開催された。タイトルは、「Cultural Intelligence Workshop」。平たくいうと、文化の違う人々/環境でどのようにその違いに対応して仕事をしていくか、というところである。

つくづく、文化の違いの大きさを実感した二日間であった。文化の違いといっても、出席した約25名のうち、筆者を含む2名の日本人のほか、全て欧米人であるため、日本人の特異さが目立ったといえる。さらに、多くの文化の違いに関するデータを講師が提供したわけであるが、世界中見渡してもどうやら日本の文化は特異なようであり、「日本の常識は世界の非常識」という最近ではあまり聞かなくなった(筆者だけだろうか)語句を思い出した二日間でもあった。

そこで、筆者がこれまで特に感じた小さな文化の違いを紹介したい。

まず、欧米の人たちは、めったなことがない限り謝らない(人によって違うが)。それに対して日本人はすぐ謝る(これも人によって違うが)。筆者も、半分癖のような感じで、何かあるとメールで“Apologies that ~”とすぐに付け加えてしまう。それに対して、必ず「謝る必要はないよ」と返信される。正直、心から謝っているというよりは、礼儀として言葉にしているのではないかと思う。つまり、日本人と欧米人の「謝る」という感覚は異なるような気がする。日本人は、ミスをしたわけでもないのに、どちらかというと「へりくだる」ことを表現するために、「すみません」や「申し訳ありません」などを頻繁に使う。この調子で、海外で仕事をすると、相手から怪しまれることになりかねない。筆者も最近はapologiesは使わないようにしている。

そして、「お辞儀」をすること。こちらの人は誰もお辞儀をしない(フランス人は、空手や柔道が好きなようで、ふざけて筆者にお辞儀したりするときもあるが)。

またISO職員と立ち話をしているときに、日本人は話し始めるときに、「歯の隙間から息を思いっきり吸う」と言われた。なかなかうまく表現できないが、確かに何か話し始めるとき、「スー」っと思い切り息を吸うことは経験あるはず。あれは外国人からするとおかしいようである。

筆者:千葉祐介
2014年11月から1年半の予定で、スイスのジュネーブにあるISO中央事務局に出向。
現在の役職(担当):
Technical Program Manager
趣味:テニス、旅行、温泉
特技:テニス、スキー

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