HOME > スペシャルインタビュー > 経済産業省 産業技術環境局 国際標準課【前編】今回の改訂について政府のとらえ方

【前編】今回の改訂について政府のとらえ方 世界経済のトレンドを踏まえた注目に値するビジネスツール

Q:政府として今回のISO9001/14001改訂
をどのようにとらえていますでしょうか?

マネジメントシステム規格は、企業が継続的に良い「品質」の製品やサービスを提供していくため、あるいは、「環境」配慮の取り組みを企業戦略に統合させて推進していくため、組織の管理や運営の基盤となる仕組みを組織内に根付かせるビジネスツールとして有効だと考えています。

グローバル化が深化し続ける現代では、イノベーションが勝敗を決すると言われています。また、企業は国境を越えたサプライチェーンを構築するグローバル企業に正面から向き合っていく大きなチャレンジに直面しています。そして、地球環境問題への対応が喫緊の課題であることも周知の通りです。


経済産業省 
産業技術環境局
国際標準課長 
福田泰和 氏


経済産業省 
産業技術環境局
国際標準課長補佐 
宮尾健 氏

このような世界経済の顕著なトレンドを踏まえて改訂されたISO9001/14001では、経営層のコミットメントと戦略的取り組みの強化を促し、リスク・ベースの考え方やサプライチェーン全体にわたるライフサイクルの考え方などが導入されたことは、注目に値するものと考えています。

今回のISO9001/14001改訂が、マネジメントシステム規格の有効性に企業が気づくきっかけとなり、新たな普及の起爆剤になり、地方の潜在力の開花をはじめとして、我が国の経済産業全体の持続的な成長の一助となればと大いに期待しています。

Q:今回のISO9001とISO14001は
共通的な構造を採用しています

今回の規格改訂では、マネジメントシステムと事業プロセスの一体化が求められています。規格の構成もISO9001/14001ともに附属書SLという共通テキストをベースとしているため、複数のマネジメントシステムであっても、事業プロセスへの一体化がしやすい構成となっています。ISO9001とISO14001が同時期に改訂版が発行されたこともあり、事業プロセスとの一体化とともに、マネジメントシステムの統合化も有効ではないかと考えています。

  • 福田泰和
    経済産業省 産業技術環境局
    国際標準課長

  • 宮尾健
    経済産業省 産業技術環境局
    国際標準課長補佐

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