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ISO 9001 改訂のポイント

今回の改訂のポイントの一つとしてまず挙げられるのは、マネジメントシステム規格の共通的な構造を採用したことです。今回の改訂では、複数のマネジメントシステム規格を同時利用する際の利便性を高めるため、ISO 9001、ISO 14001の両規格に共通の規格構造、要求事項、用語・定義がベースとして用いられています。これによって、複数のマネジメントシステム(例えば、品質、環境、情報セキュリティ)を実施している組織がそれらをよりよく統合し、より効率的かつ効果的に実施できるようになることが期待されます。このほか、改訂の主なポイントとしては、次のような事項が挙げられます。

組織の戦略及び事業プロセスとの一体化

組織の戦略的な方向性を意識し、それに則した形で品質マネジメントシステムを確立し、実施するという視点が強化されています。また、品質マネジメントシステム要求事項を組織の事業プロセスに統合させ、事業と一体となった運用を行うことが求められています。

パフォーマンス重視

品質マネジメントシステムを通じてどのような結果を達成したいのかをこれまで以上に明確にして取り組む必要があります。また、計画に従って運用を確実に行うだけでなく、そのパフォーマンスにも着目することが求められます。

リスクに基づく考え方

リスクに基づく考え方の概念はこれまでもこの規格の根底にありましたが、改訂版では、この考え方が有効な品質マネジメントシステムを達成するために必須なものとして、より明示的になりました。ただし、これはリスクマネジメントのための特定の方法又はプロセスを要求するものではありません。

文書化要求について

従来の品質マニュアル及び文書化された手順に関する明示的な要求はなくなりましたが、どのような文書がどの程度必要かということは、組織自らが置かれた状況に応じて決める必要があります。組織には、プロセスの運用を支援するための文書化した手順を維持し、プロセスが計画どおりに実施されたと確信するための文書化した手順を保持することが求められます。

サービスへの配慮

これまでもサービスは製品という用語の概念に含まれていましたが、サービスという言葉をより明示的に用いるとともに、規格の中で用いられているその他の用語や要求事項の表記が製造業だけでなくサービス業にも適用しやすくなるように工夫されています。

ISO 9001改訂に関する更なる情報はこちら http://www.jsa.or.jp/stdz/iso/iso9000.html

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